La Fenice

■炎の試練を乗り越え、世界へ羽ばたいたピエモンテの生産者

イタリア・ピエモンテ州でワイン造りを行うカヴァッレロ家は、地域の伝統を大切に守りながら、その魅力を世界へ発信してきた家族経営のワイナリーです。

1990年代初頭、フランコ・カヴァッレロと弟クラウディオは、父から受け継いだ農場を基盤に「Cantine Sant'Agata(カンティーネ・サンタガータ)」を設立しました。ワイナリー名は、自宅前に建つ聖アガタの祈念碑に由来しています。

転機となったのは1993年。兄弟はドイツ・ケルンで開催された国際見本市への出展を決意し、その費用には新婚旅行のために贈られた祝い金を充てました。この挑戦をきっかけに海外市場への道が開かれ、その後アメリカ市場で成功を収めることとなります。

しかし2007年、火災によってワイナリー本部が焼失するという大きな試練に直面します。それでも家族の情熱と挑戦する精神を支えに再建を果たし、現在も世界各国へワインを輸出する生産者として成長を続けています。

■テロワールを映し出す「La Fenice」ライン

カヴァッレロ家が手掛ける「La Fenice(ラ・フェニーチェ)」ラインでは、ピエモンテを代表する銘醸地の個性を表現したワインが造られています。

中でもバローロは、モンフォルテ・ダルバ村の名高いクリュ「Bussia(ブッシア)」のブドウを使用。ネッビオーロの持つ力強さとエレガンスを引き出すため、伝統的な醸造哲学を大切にしながら丁寧なワイン造りが行われています。

ワインは深みのある果実味に加え、リコリスやスパイスを思わせる複雑な香りを備え、熟成によってトリュフを連想させる奥行きのあるアロマへと発展します。しっかりとした骨格と長い余韻を持ち、バローロらしい気品と力強さを感じさせる味わいが魅力です。

■伝統と挑戦が生み出すワイン

カヴァッレロ家は、ピエモンテ固有の品種や土地の個性を尊重しながら、その魅力を世界へ伝えることに情熱を注いできました。

創業以来続く挑戦の精神と、困難を乗り越えてきた家族の結束。その歴史が刻まれたワインは、ピエモンテの豊かなテロワールと造り手の情熱を感じさせる一本として、多くのワイン愛好家を魅了し続けています。

 

生産者HP https://tenimentifamigliacavallero.com/en/tenimenti-famiglia-cavallero-english/


※掲載写真は生産者提供資料および生産者公式ホームページの掲載内容をもとに使用しています。

生産者HP Andre dormay