L. Tramier & Fils Santenay premier cru

深みと複雑味を備えたスタイルの1級畑

高貴で華やかな魅力的な香り

このワインは紫紅色でブラックチェリーのような深い色合いと輝きを持っています。香りはバラの花びらやスミレ、赤い果実などが感じられ、甘草のニュアンスも加わっています。味わいは濃厚で深みがありますが、タンニンは穏やかで、しなやかなボディとしっかりした骨格を備えています。非常に繊細な質感と余韻の香りが特徴で、長く続く余韻を楽しめます。コート・ド・ボーヌの中でも熟成によってさらに美味しくなるタイプです。

ブドウは収穫後すぐに房ごと空気圧プレスで圧搾され、24時間12°Cで静的に沈殿させられます。その後樽に移され、アルコール発酵とマロラクティック発酵が行われます。樽での熟成期間は15ヶ月です。

サントネイのプルミエクリュ、レ・グラヴィエールとボールガールの2つの畑で作られています。その中でもレ・グラヴィエールは特に素晴らしい畑です。レ・グラヴィエールは19世紀から高く評価されてきた歴史的な畑で、品質もその評価にふさわしいものです。土壌はジュラ紀チトニアン期の泥灰岩で、畑は東から南にかけての斜面に位置しています。

凝縮感のある果実味としっかりとした骨格が魅力的な1本です。

L. Tramier & Fils

トラミエ家は、ブルゴーニュ地区の中部、ボーヌの南に位置するメルキュレー村において、150年以上にわたり蔵元としての歴史を紡いできました。初代ルイ・トラミエがその土地の美しさに魅了され、畑を購入したことから始まります。以来、トラミエ家はブルゴーニュ地区各地に広がる優れた畑を所有し、それぞれの産地が持つ独特の特性を活かしたワインを丹念に生産しています。

1830年から続く伝統を持つトラミエ家のカーヴでは、ワインを丁寧に熟成させ、最先端の技術を駆使して瓶詰めを行っています。このカーヴは、一年中安定した気温と湿度を保ち、ワインがゆっくりと成熟するのに最適な環境を提供します。トラミエ家のワインは、ここで時間をかけて熟成され、各ヴィンテージが持つ独特の特徴を最大限に活かすように努力しています。伝統を守りつつも革新を追求し、常に最高のワインを造り続けています。

ブルゴーニュ地区という豊かな土壌と歴史ある風土の中で育まれたトラミエ家のワインは、世界中のワイン愛好家から高い評価を受けており、その伝統と品質は今後も受け継がれていくことでしょう。

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