NICOSIA Etna bianco DOC

世界遺産エトナ山が育む有機ワイン

「地中海のブルゴーニュ」と称される注目の産地

鮮やかな金色のハイライトが輝くイエロー色のワイン。柑橘系の爽やかな香りと繊細な花のブーケ、そして洋ナシやジンジャーの微かな香りが鼻腔をくすぐります。しっかりとした酸味と豊富なミネラルが口の中で弾け、リッチでありながらも切れの良い辛口の白ワインを楽しむことができます。

この豊かな表情を持つこの白ワインは、エトナ火山の南東斜面、モンテ・サン・ニコロ地区（標高約550〜600m）で栽培されたカリカンテ種と少量のカタラットのブドウから造られています。手摘みで収穫された選りすぐりのブドウは、24時間冷却された後、慎重に除梗され、ソフトにプレスして果汁を取り出します。この果汁は、13～15℃で温度調節された環境で約20～25日間ゆっくりと発酵させられ、ステンレスタンクで定期的なバトナージュを施し、風味成分を引き出します。その後、ボトル内で3～4ヶ月の熟成期間を経て、味わいに更なる深みが加わります。

エトナのワインは有機栽培されたブドウを使用しており、その土地固有の特性を活かした造りがされています。地中海のブルゴーニュとも評されるほど、独自性と品質において高い評価を受けています。土地の個性を生かしたワイン造りは、エトナの哲学と情熱が反映されたものであり、各ボトルには生命が宿っています。

 NICOSIA 

1898年、現在のオーナーの曽祖父フランチェスコ・ニコシアが、エトナ山の東側斜面にあるトレカスターニで最初のワインショップを開店しました。エトナワインは、その独特のミネラル感と「火山性」でヨーロッパ全土で高い評価を受け、1986年にはシチリアで初めてD.O.Cというイタリアワインの格付けを獲得しました。

20世紀末には、現オーナーであるカルメロ・ニコシアの粘り強い努力と革新的な精神により、家族は企業家精神の新たな時代を迎えました。ブドウ畑の拡大と再編成、そして近代的なワイナリーへの大規模な投資によって、彼らの家業はイタリアおよび世界のシチリアワインの復興において主要な役割を果たすようになりました。

環境を考慮しつつ、シチリア島の素晴らしいワイン産地を強調し、地元の高品質な固有品種と国際品種に焦点を当て、最良のブドウを選定し、セラーでの細やかな作業を経て、最高の原料を育成します。これはシチリアのワイン製造において、最上の品質のワインを生み出すための取り組みです。

環境保全と食品の安全性を両立させるために、持続可能なブドウ栽培方法を採用しています。最新の精密栽培技術を用いてワインの汚染物質を取り除き、農薬や肥料の使用量を最小限に抑えています。消費者が求める健康的な食事と生産プロセスの透明性に応えるため、長年にわたって高品質な製品作りに励んできました。その結果、ニコシアは企業活動、作業体制、生産プロセス、顧客・サプライヤーとの関係、環境、食品安全に関する一連の基準とガイドラインを守ることを国際的に認証されています。

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